アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアと以前の職業

アーリーリタイアと以前の職業
アーリーリタイアと以前の職業は、相関があるのでしょうか。


アーリーリタイアと以前の職業そのものは、相関がなく、あるのは、「リタイア資金の確保」、「仕事への熱量の低下」、「賃金労働に縛られない自由への憧れ」の3つだと私は考えています。


ただ、自身の裁量の範囲が大きい自営業(農業、漁業、飲食店等含む)の場合、仕事を生きがいと感じたり、生涯現役を希望する人の割合が比較的多い、という話を聞いた記憶があります。(出典については、残念ながら、覚えていません。)
そのため、「自身の裁量の範囲」が職業よりもアーリーリタイアとの相関が高いと思われます。
「自身の裁量の範囲」が大きければ、仕事への熱量が衰えることなく、さらには、「賃金労働に縛られない自由への憧れ」を抱くこともなく、そのため、アーリーリタイアすることなく、高齢まで就業を継続する、という意味です。


会社員の管理職だと、組織上、裁量が与えられている場合がありますが、それはあくまでも組織上の役割に裁量が付与されている訳であり、個人の考えが尊重されている訳ではありません。
「自身の裁量の範囲」が大きい会社勤めの人の範疇で、私がパッと思いつくのは創業者社長(あるいは創業家出身の社長)くらいです。サラリーマン社長とは仕事への熱量が違い、また、大株主でもあるため、会社への影響力も桁違いです。


サラリーマン社長は、社内の出世頭ではあるけれども、あくまでも組織上の一つの役職に就任したサラリーマンの範疇の一人であり、創業者社長とは別のカテゴリーと考えられます。


外資系の日本支社や国内資本でも子会社のサラリーマン社長となると、企業グループ全体でみると中間管理職に相当します。もはや、トップでも、ありません。そうなると、たぶん、会社との関係や価値観もその他の中間管理職とそれほど変わらない人が多いのだろう、と思います。


結局、会社員やサラリーマン社長では、「自身の裁量の範囲」が大きく、個人の考えが尊重されるケースはレアケースでは、ないでしょうか。
逆に極端にサラリーマン社長の裁量が大きいケースは、独裁体制で暴走し、ガバナンスが不十分、と批判を受けることさえ、あります。


ただし、サラリーマン社長になると獲得した社会的な地位に固執する人も多いと考えられますので、自らの意思でアーリーリタイアする人は極めてまれでしょう。



アーリーリタイアと現在の職業
アーリーリタイアの人は、現在の職業を聞かれたら、何と答えているのでしょうか。
副業がある人は、大家さんだったり、自営業者だったり、収入が多くなくても答えられる職業があります。
私の場合は、役所の書類等で記入が必要な場合は、「無職」、知人から聞かれた場合は、「リタイアしています」、「のんびりしています」、「内緒」、「在宅でネット関連を少し(このブログのこと。収入はありませんが。)」など、適当に使い分けています。
でも、おそらく、そのうちに「リタイアしています」、「のんびりしています」と言っても、年齢的に不自然ではなくなり、そうすれば、それらの回答に収束されていくと思います。
今は、まだ、特に同世代から不審がられたり、妬まれたり、詮索されたり、そういうのが煩わしく、適当にいなすことがあります。


ほかのアーリーリタイア生活者は、どう答えているのでしょうか。私以外にも、適当に使い分けている人がいるように思います。