アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

「少し飲んだほうが長生き」説は覆された

昔から、酒は百薬の長という言葉もあり、お酒は「少し飲んだほうが長生き」という説がありました。
近代になっても、酒量と寿命の統計調査のレポートがあり、お酒も飲み過ぎなければ健康に良い、と言われてきました。
しかし、一方で、それらに懐疑的な意見もありました。
酒量ゼロの人の中には、大病や体調不良で、お酒を控えている人や医師からお酒を止められている人も含んでいるから、歪んだ調査結果になっているだけであり、お酒を飲んだほうが健康だというのは間違っている、という意見です。


この論争ですが、実は結論が出ていたそうです。


研究が続けられ、ついに2018年に世界的権威のある医学雑誌ランセットに画期的な論文が掲載される。

「この論文は、1990~2016年に195の国と地域におけるアルコールの消費量とアルコールに起因する死亡などの関係について分析したもので、健康への悪影響を最小化するアルコールの消費レベルは『ゼロ』であると結論づけています。

つまり、『まったく飲まないことが健康に最もよい』ということです」


これで、2018年になってようやくですが、「少し飲んだほうが長生き」説は覆されたことになります。(けっこう、最近ですね。)


それでも、「少し飲んだほうが長生き」説は、お酒好きの人の言い訳にもなっているから、どんなにエビデンス(証拠)が揃えられても、世の中からなくならないでしょう。
今晩もどこかの居酒屋で、そう言い訳しながら飲んでいる人がいる気がします。


ちなみに今の私はほぼ禁酒ですが、少し飲んでいます。
決して長生きのための飲酒ではなく、禁酒の小休止みたいな感覚です。
ただ、以前よりも飲みたいという欲求は収まってきており、お酒を飲んだ翌朝に気だるさが残ります。
もう一度、全面的な禁酒について考えようかな、という気に少しだけなっています。