アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

カジノで106億円負けた男

大王製紙の前会長・井川意高氏は、カジノで106億円負けたそうです。
井川氏は東大法学部出身で、大王製紙創業家の3代目であり、2007年に42歳で大王製紙社長に就任しましたが、そこから、ドラマのような転落人生です。


 バカラにハマり、会社の金を湯水のごとく使い続けた井川氏。11年に巨額の使い込みが発覚し、同11月に逮捕された。カジノで使った額は約106億8000万円。執行猶予なしの懲役4年で収監された。


 そして刑期満了後、井川氏の姿はまたしても韓国のカジノにあった。軍資金は、スポーツカーを売却して手に入れた3000万円。その後約4日かけて、なんと9億円まで増やすことに成功したという。しかし「結論から言うと、全部スってしまった」と事もなげに語っていた。


 また、「ギャンブルの何が魅力かっていうと“臨死体験”なんです。一番シビれるのは、持っていったお金が無くなりかけて、最後の“これで終わり”というところから、元手まで取り戻すところ。要は死にかけたところから生還する、そこでアドレナリンが出るんですよ。9億円のときは特に何も思わなかった」と、その本質について熱弁する一幕もあった。


 そして、19年夏に突然バカラ熱が冷めたという。「シンガポールで、滞在期限マックスの1カ月をやり続けまして。ダラダラとやって負けて、燃え尽きたって感じですね。たまに暇つぶしでネットカジノをやりますが、もういいかなと」“卒業”を宣言。


記事中のギャンブルは臨死体験だからアドレナリンが出る、というところは全く理解出来ませんでした。
(理解出来ないほうがギャンブルとは無縁の穏やかな人生を過ごせるので良いと思っています。)
記事の最後で、自身で“卒業”と言っていますが、106億円負けて、会社の金に手を出して刑務所に収監されて、出所後に、またカジノに出掛けていますので、まともとは思えない行動です。


金額の桁が非常に大きいので目立ちますが、普通の会社員のギャンブル好きの人間でも競馬、競輪、パチンコで生涯で数百万円以上負けている人は、それなりの数がいるでしょう。
井川氏との金額の差は、ギャンブルのために調達出来た金額が違うだけで、どちらも依存症ではないでしょうか。
私はギャンブル依存症は恐ろしいと感じますが、記事中の井川氏本人がそう感じているようには思えないどころか、この人まだ懲りていない印象があります。
また、別のギャンブルにハマるかもと思わせます。