アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

自助と公助のバランス

以前に所得の再分配はみんなが文句を言う制度だと書きました。


低所得者は、もっとよこせと言う
高所得者は、とられ過ぎだと言う
中間層は、とられ過ぎだ、でも、もっとよこせと言う
それが、仕組みが所得の再分配です。


自助と公助のバランスについて、人それぞれ考えが違い、その考えの違いが所得、資産額によってさらに鮮明になるのでしょう。
所得や資産の差はどの時代でも常にあるので、全員が満足することは永遠になく、どの時代も文句を言っている人たちはいるのだろう、と考えるようになりました。


例えば
国民年金制度では、年金掛け金が増えるのは反対、でも受給額が少ないのは困る。
健康保険制度では、掛け金は増えるのは反対、高齢者の窓口負担が増えるのは反対、でも制度が無くなって全額自己負担も困る。
電気代の補助については、現金のほうが良いとか、この金額では生活は楽にならないとか。


言いたい放題の人は憂さ晴らしのつもりもあるのでしょうが、文句ばっかり言っていると人間が卑屈になっていって、人生も楽しくないんじゃないか、と思うこともあります。
でも、他人のことは、ほっておきます。


日本は既に高齢化率が世界1位ですが、今後は高齢化率がさらに高くなりますので、社会保障費が増大していくのは間違いないありません。
将来の高齢者(今の現役世代)への年金は目減りするでしょうし、将来の現役世代(今の子供の世代)の社会保障費の負担は増大していくでしょう。
そこからは、文句を言っても逃れることが出来ないので、制度の中でどのようにやりくりするか、それが個人の出来ることだと割り切ってしまったほうが、心穏やかに過ごせるんじゃないか、と思っています。


社会に文句のある人はこちらには寄ってこないでください。
こういうとだから政府のやりたい放題になると言われそうですが、そうじゃなくて、憂さ晴らしのような文句には同調出来ないんです。
建設的で、実現可能性が高い意見であれば、話を聞きます。