ここ十年あまりの間、「今が史上最低の金利安です」というのが常套句のようになっていた感があります。
ようやく、ここに来て、住宅ローンの固定金利が上昇傾向にあるという報道を見ました。
固定金利が上がるということは、変動金利も上がる可能性が高いということを示唆しています。

私が今住んでいるマンションを購入したのは10年以上前ですが、その頃と比べると建築資材の値上がり、都市部の土地の値上がりで不動産価格が上昇傾向にあります。
さらにこれで住宅ローンの金利も上昇したら、総支払額がさらに増えます。

そのうちに都市部では、フルタイム共働きの世帯しか、持ち家を持てなくなるのかも、と思うことがあります。
既に東京の23区内ではそれに近い状態ですし、その周辺に広がるかもしれません。

一方で、30代、40代の購買層の所得では買えない価格設定にすると売り切るのが難しくなります。
そのため、少人数家族向けの１LDK、２LDKなどの狭い間取りの新築マンションも増えてきたように感じます。

私自身は住宅ローンを完済していますので、実は住宅ローンの金利動向にはあまり関心がありません。

ただ、不動産の広告は、どんな物件がどの立地で幾らなんだろうと思いながら、眺めるのが好きなので、ときどき見ています。