アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

宝くじを当てた人が読む本

宝くじで、高額当選したが、浪費・人間関係・財産トラブルで生活を破綻した人もいる、と言われています。
そのため、高額当選者には、「その日から読む本」という小冊子が渡されるそうです。
小冊子の内容は、手にした大金の使い方は落ち着いて考えるように、ということが繰り返し記載されているとのことです。
小冊子はフリマサイトで売買されていますが、国会図書館でも閲覧出来るようです。


ネットで検索するとその本の構成が分かります。

第一部「今すぐやっておきたいこと、やってはいけないこと」


<受け取った当せん金は、とりあえず安全な場所へ>

 安全のため、当せん金は銀行等の口座へ

 絶対に必要でない限り、現金は持ち帰らない

 当せん証明書の発行を依頼しておく

 グループ買いなら、メンバーの委任状が必要


<これからのスケジュールを思い描いてみよう>

 今後の大まかなスケジュールを立てる

 何かを決めるには、気持ちを落ち着かせてから

 グループ買いなら、当面の「決まり」を作っておく


<ちょっと待て、落ち着いてからでも遅くない>

 後悔するような軽はずみな言動に注意する

 当せん直後は、興奮状態にあるという自覚を

 自分の性格やクセを見つめなおそう

 時間は味方と心得よう


第二部「落ち着いてから考えること」


<当せん者にしかわからない悩み、知っておこう>

 ひとりでも人に話せば、うわさが広まるのは覚悟しよう

 神経質になりすぎていないかチェックを

 当せん金の使いみちを考えながら、気持ちの切り替えを

 興奮の後に訪れる不安は、以前の自分に戻るための通過点


<だれに当せんしたことを知らせる(知らせた)か>

 知らせる必要のある人を全てリストアップ

 よく考えて、知らせる優先順位を決める

 グループ買いの場合は、メンバー間で統一を


<だれにお金を分与するか>

 当せん金の分与者リストを作る

 贈与税について知っておく

 分与に関する言動・決定は慎重に


<お金の使いみちを考えよう>

 当せん金は、当面使うお金と残すお金に分ける

 ローンや借金の返済を優先する

 残ったお金でしたいこと考え、その重要度を判断する

 決めた使いみちを、後で見なおす機会をもうける


<当せんして何が変わるか>

 当せんで、自分そのものが変わることはない

 当せんしても自分は自分を心得よう

 当せんは、幸せになるための手段の一つだと思うこと


第三部「当面の使いみちが決まったら考えること」


<残ったお金をどうするか>

 何のためにお金を残すかを考える

 住宅・教育・老後で必要なお金を考える

 すでに決めた将来のお金の使いみちを、ここでもう一度チェック


<将来の目的に合わせて、お金を考える>

 残したお金の合理的な運用法を考える

 運用におけるリスクとリターンを自分のはかりにかける

 もしもの時のために遺言状を作る


<運用を始める前にチェックしておくこと>

 運用法を決定する前に、専門家のアドバイスを

 最終決定は自分の責任で行う

 運用法は定期的に見なおす


構成だけを見ても、なるほど、と思います。
宝くじの当選だけでなく、株で大金を手にしたときは同じようなものだろうとも思います。
特に
 後悔するような軽はずみな言動に注意する
 当せん直後は、興奮状態にあるという自覚を
 ひとりでも人に話せば、うわさが広まるのは覚悟しよう
なんかは、言われてみればもっともですが、後悔する人も多そうです。



私は、新たに大金を手にすることはないでしょうが、資産運用はこれからも続きます。
この本の運用に関する構成は以下の通りです。
()内は私のコメントです。
 運用法を決定する前に、専門家のアドバイスを (うーん、銀行の作った本です。)
 最終決定は自分の責任で行う (その通りです。)
 運用法は定期的に見なおす (その通りです。)


最初の一つに、銀行の営業戦略が出てしまっているように感じます。
私が、資産運用について、専門家にアドバイスを求めることはないでしょう。
「知らないことはやらない、必要であれば自分で調べる」というのが私のスタイルです。
もし、他人にアドバイスを求められたら、そう言います。