アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

資産運用益とリタイア生活

私は資産運用していますが、将来の収入として当てにしているものは、利息・配当です。
別の表現をすると、資産運用はしていても売買益は当てにしていません。
ここで言う当てにしている、してないというのは、将来の資金収支の計算に含める、含めないという意味です。


一方で、FIRE4%理論では、資産の4%は生活費に使うという理論では評価増も当てにしていますが、それだと株価の下落局面でドキドキして、穏やかに過ごせないでしょう。
資産運用で日々ドキドキする生活は、私の求めるリタイア生活とは異なります。


50歳を過ぎてリタイアするのであれば、年間の生活費の25年分の資産あれば、(運用益やインフレは無視して計算すると)それを取り崩すだけでも25年分で75歳まで生活出来ますし、さらに会社員であれば厚生年金も受け取れます。
ですので、やるべきことは資産が為替、物価の変動で資産が大きく目減りしないようにするだけでしょう。


しかし、この条件でもリタイア後に全く資産運用しなければ、65歳で公的年金を受給するときには生活費10年分程度の資産となり、また、アーリーリタイアをしているので厚生年金の受取額は定年退職組に比べると低くなりますので、長生きすれば資産が枯渇する可能性があります。
リタイア後も適切な資産運用を続けることが、資産の寿命も長くすることにもつながっています。


私は資産の評価増に過大に期待する計画は危うい(うまくいくこともあれば、いかないこともある)と思っています。
だから、FIRE4%理論を盲信して、若くしてリタイアするのも危なっかしいと思って見ています。
うまく行くかどうかは、相場次第です。


やっぱり、穏やかな生活には経済的な余力は大切です。