アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

株式配当だけで暮らすためには?

今の私の収入源は運用益のみですが、株式配当と債券の利息(インカムゲイン)で収入を得ています。
株式配当と債券の利息(インカムゲイン)だけでは生活費をカバー出来ないので、資産を取り崩すのですが、一方で資産の評価増(キャピタルゲイン)があります。
数年単位で見ると、この取り崩す金額と評価増がほぼ同じ程度の金額なので、資産の総額はほぼ横ばいという状態にあります。


そんな生活をしている私が株式配当だけで暮らすためには、どうすれば出来るでしょうか?
今の生活水準を維持するとした場合、資産全額を株式投資に回しても、配当利回りが2%では、生活費に足りません。


配当利回りが高めの5~6%で計算すると、税金を考慮しても生活費をカバー出来る金額になります。


しかし、配当利回りが5~6%の銘柄となるとかなり限定されますし、さらに企業も将来性が疑問視されている企業が多くなります。
個別銘柄への株式投資となれば、当然ながら、価格変動幅も大きくなりますし、大きな含み益が得られるかもしれませんが、逆に大きな含み損を抱える可能性もあります。


つまり、株式配当だけで生活費をカバーしようとすると株価の変動とともに大きく資産額が変動してしまい、また、各銘柄の高配当も将来も続くことが約束されているわけではありません。


それなら資産が今の3倍程度あれば、配当利回りが2%でも生活出来るだろうと言われそうですが、もし資産が3倍もあれば資産運用しなくても取り崩しだけで十分に生涯の生活費を捻出できる資産であり、あえて全資産を株式投資に回す理由が見つかりません。


だから、私の場合は、株式配当だけで暮らす、ということはどれだけの資産があってもないでしょう。


たまに株の配当だけで生活費を稼いでいる人もいますが、うらやましいとは思いません。
考え方は、人それぞれだな、と思っています。


ちなみに、調べてみたら、東証プライムの加重平均配当利回りは2.6%、改編前の東証一部の加重平均配当利回りは1.9%です。