アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

人口減少社会「2070年に8700万人」

国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が2020年の国勢調査を基に、新たな将来推計人口(=2023年推計)を公表しました。
2070年の総人口は8699万6000人、2120年には4973万3000人にまで減るという推計です。


以前の推計を見直して公表したものであり、特に目新しいものではありませんが、多くの記事やニュースで取り上げられています。


将来は特定分野に人出不足が起こるということも言われています。
・医療従事者が足りなくなるとか、
・介護職は足りなくなるとか、(すでに人出不足らしい)
・トラック運転手が足りなくなるとか、
・IT技術者が足りなくなるとか、


人出不足に関してはなるようになる、というか、なるようにしかならないので、それを受け入れて生活するのだろう、と考えています。


例えば、
・医療従事者が足りなくなると病院の待ち時間がさらに長くなるとか
・介護職が足りなくなると介護施設に入居待ちの人が増えるとか
・トラック運転手が足りなくなると物流に日数を要するようになるとか
・IT技術者が足りなくなると企業や官庁のシステム保守に支障が生じるとか


ただ、一方で人出不足になれば、給料を上げて人員を集めようとしたり、IT化・ロボットの導入を進めて省力化しようとしたりするでしょうから、不便なことも出るでしょうが、そうやって乗り切っていくんだろう、という意味です。


個人的には、人口減少よりも、高齢化率の上昇のほうが深刻な問題であろう、と思っています。
現状では、成人の約3人に1人が高齢者ですが、将来は、成人の約2人に1人が高齢者になります。
支えられる高齢者が今よりも増えて、支える側の現役世代がさらに減ります。
高齢者が受ける社会保障の恩恵は薄くなり、一方で現役世代の負担はさらに増大していきます。
高齢になっても、なんらかの方法(稼ぐか、リタイア資産を切り崩すか)で経済的に自立してくことが必要になっていくんでしょう。
そして、公的年金は生活費の一部をまかなうものである、ということが今以上にハッキリとする世の中になるのでしょう。