アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

「人生の最後は『財布に五円玉1枚だけ』が理想」という人

「人生の最後は『財布に五円玉1枚だけ』が理想」というのは、アパホテルの元谷芙美子社長の言葉だそうです。


元谷社長は資産家で高収入であり、しかも旦那や息子も資産家で高収入なので、元谷社長が持ち合わせが五円玉しかなくても、路頭に迷うことはありません。


ときどき、残りの人生で有り金を使い切ろう、という意見を見かけることがあります。
個人で使い切れないほどの資産や収入がある人は、常人離れしたお金の使い方をしても困窮することはないでしょうし、お金を貯めるだけでなく使うことで人生を楽しむのも1つの選択なんでしょう。


しかし、普通の人(並みの資産と並みの収入しかない人)が、残りの人生で有り金を使い切ろうと決意すると、あっさりと使い切ってしまい、高齢者になったら、公的年金収入だけでカツカツの節約生活をするか、高齢者になっても働き続けるかという晩年になります。
お金がないことに最後まで悩まされる人生です。


普通の人(並みの資産と並みの収入しかない人)は、お金が余るくらいで丁度良い、と私は思っています。
使い切らないともったいない、と言う人もいますが、そもそも、もったいないと言うほど資産を持っていません。
それよりも、老後の貧困を避けるほうが豊かな人生を過ごすことが出来るでしょう。


どれくらい使って、どれくらい残すのかは、程度問題ではありますけれども、本当に使い切ってしまうと貧困生活に突入することになります。