アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

銀行が仕組債の販売で行政処分勧告の記事を見て

先日、複数の銀行が仕組債の販売で行政処分勧告となった記事を見ました。
仕組債のリスクに対して、十分に説明していなかったのが理由だそうです。


仕組債は、元本割れのリスクを十分に認識しないで購入する人たちがいます。
その人たちが元本割れを起こしてから、聞いていない、知らなかった、と騒ぎだすことがあります。
行政処分になったということは、書面に署名をとっていなかったので、説明済であることを証明出来なかったということかな、と思いました。


しかし、そもそも、金融商品に詳しくて、仕組債を理解している人は、仕組債を買わないでしょう。
理由は、リスクに対してリターンが小さいからです。
見かけのリターンは低金利の日本では珍しい高金利商品なのですが、元本割れするリスクを考慮すれば、高いリターンではありません。
仕組債を買うくらいであれば、株や為替をやったほうがリスクに見合うリターンがありますので、そちらに投資をした方が良い、という結論になります。


以前から、仕組債の販売での行政処分や元本割れを起こして騒動になる記事をときどき見ます。
しかし、販売する銀行側から見ると高手数料の商品(収益性の高い商品)なので、銀行が強く勧める商品として販売は継続されるので、トラブルがなくなる気配はありません。


私も過去に銀行窓口で勧められたことはありますけど、その場で断っています。