アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア後の資産運用で現預金は精神安定剤

私は、資産を、日本株、外国株投資信託、円建て債券、外貨建て債券、J-RIETなど広く分散して運用しています。
一方で、ある程度の現預金も保有しています。
現預金と現金化可能な円建て債券を合わせると数年分の生活費に相当します。


おそらく、毎月の給与収入がある現役世代の人からすると、現預金が多すぎると感じる人が多いでしょう。
仮に現預金が生活費の1か月分しかないと、定期収入がないので株価暴落時であっても生活費を捻出するために売却しなければならないし、円高であっても外貨を円転する必要があります。
そうすると、日々の市場の変動が気になってしまいますし、暴落時でも資産を切り売りして、生活費にあてることになります。
一方で数年分の生活費の現預金(円建て債券)が手元にあれば、株価の暴落も極端な円高もやり過ごすことが出来ます。
そのため、株価や為替に一喜一憂することもなく、のんびりと過ごせます。
毎月の定期収入がないリタイア生活では、現預金が精神安定剤の役割を果たします。


現預金が多ければ、その分だけキャピタルゲインもインカムゲインも少なくなるのですが、そのデメリットよりも、市場に振り回されずにのんびりと過ごすメリットのほうが私には重要である、ということになります。


年金収入が入る年齢になったら、現預金の比率を下げても数年程度の暴落はやり過ごせることになります。
その年齢になったら、現預金の比率を下げるつもりです。