アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

厚生年金の理論上の最高受給額

厚生年金の理論上の最高受給額が記事になっていました。


老齢基礎年金と同様に20歳から、厚生年金の加入年齢上限である70歳までの年収が常に1212万円以上ある方が、厚生年金の上限額を納付しているため、老齢厚生年金も理論上は最高額になります。


年収1212万円以上の方は、標準報酬額が102万5000円です。50年間年金を欠かさず納めていたとすると、老齢厚生年金の最高額は年間337万815円。月額にすると、28万901円です。老齢基礎年金と合わせると、理論上の老齢年金最高額は、月35万5151円になり、年間に換算すると426万1815円です。


現行制度では、20歳から70歳まで、年収が1212万円以上であれば、老齢年金が年間426万1815円となります。
実際に該当する人は、ほとんどいないでしょうが、そんな人でもフルタイム勤務の会社員の平均的な年収には及ばない、ということです。


つまり、大部分の人は、公的年金だけで生活費を捻出することは非常に厳しいということになります。
足りない分を別の収入で補うか、あるいは、生活費を圧縮するのか、何れかになります。


公的年金は、あくまでも老後の生活の一助という位置付けです。
一時期は、テレビのワイドショーで「年金だけで暮らせないとは聞いていない」と連呼していました。
しかし、昔も、今も、年金だけで暮らせるとは誰も言っていません。
例外があるとしたら、理論上の最高受給額に近い人がフルタイム勤務の会社員に近い収入が確保出来るということでしょうが、あくまでも例外であり、ほとんどの人は該当しません。