アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

「老後に後悔する人」が知らない“お金より”ずっと大切なもの

こんなタイトルのネット記事を見つけました。
中身は『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス著)の紹介記事でした。


人生は経験の合計だ。

あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。

最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しになる。

だからこそ、この人生でどんな経験をしたいのかを真剣に考え、それを実現させるために計画を立てるべきだ。

そうしなければ、社会が敷いたレールのうえをただ進むだけの人生になってしまう。いつかは目的地(死)にたどり着くが、その道のりは自分自身が選びとったものではない。


私は、死ぬまでにお金を使い切るつもりはありませんが、さすがに売れている本だけあって、良いことも書いてあります。


ただ、記事のタイトルは大げさすぎます。
後悔は若いときにするものではなく、年をとってからするものです。
若い頃に、もっとやりたいことをすれば良かったということだけでなく、もっと勉強すれば良かった、もっと貯蓄をすれば良かった、もっと家族を大切にすれば良かったなど。
でも、結局は、自分の人生に欠けていたものを後悔するわけだから、後悔するネタはなくならないでしょう。


また、老後にこそ、生活に困窮しない程度のお金は必要です。
若い頃は、お金がなくても貧乏旅行も思い出でしょうし、何かを得るために極端な節約生活することも目標達成のプロセスのようなものでしょう。
しかし、年齢を重ねると体の無理もきかなくなりますし、それに経済的に余裕がなくなると精神的にも余裕がなくなっていきます。
そういう老後は過ごしたくないな。