アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

金を使いきって死ぬ派?それとも、残ってもいい派?

ときどき、金を使いきって死ぬという考えの人を見かけます。
生活費を稼ぐために労働し、その労働の対価として得た金銭は、生前に使い切るという考えです。
ただ、人によって、微妙に考えが異なります。
例えば、ある人は、もう十分に資産は稼いだので、今後の人生は仕事中心ではなく、プライベート中心に切り替えるというということを指しており、別の人はそもそもカツカツの節約生活をしているので実は資産を残す選択肢はない状態であり、その発言の真意は大きく異なります。


自分のやりたいことにお金を使うのは、自分の資産であれば、好きにすればよいとは思いますが、使い切ることが、なぜ、そんなに大切なのか、重視するのか、というところは、私には分かりません。


例えば、好きなモノを飲み食いするのは楽しいでしょうが、それが一定量を一定時間内に食べ切らなければならないとなったら、楽しくもないでしょう。
お金も同じだと考えています。
好きなモノにお金を使うのは楽しいでしょうが、このお金を使い切らなければなりません、そして、(生活出来ませんので)使い過ぎてもいけません、という状態でお金を使っても、楽しくないでしょう。


また、高齢になってからの介護や施設への入居の可能性を考えると、一千万円、二千万円程度の遺産が残っても、長い人生の中では、誤差程度の金額だと思います。


そもそも、生涯収入が2億円から3億円程度の普通の会社員が、死後に残す遺産は大した金額でもありません。


私は、金を使い切って死ぬという考えは、全くありません。
それよりも、経済的に困窮することなく、生涯を終えることのほうが重要です。
だから、私は死後にお金が残ってもいい派です。