アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

自転車保険の義務化って?

都道府県の条例で義務化
自転車にも保険があります。
大きくは分けて、2種類あります。


・個人賠償責任
 加害者となり、相手にケガをさせたり、物品を破壊した場合に補償される保険です。
 自動車保険の特約で加入出来ることもあります。


・死亡、ケガ、入院の保険
 本人が、自転車を運転中に死亡、ケガ、入院した場合に保険金が給付される保険です。
 生命保険とその特約と内容は重複しています。


自転車事故による高額な賠償金請求などが発生することがあります。
そのため、多くの都道府県では、条例にて、自転車運転中の事故による損害賠償保険への加入を義務化しています。
対象となるのは、自転車を運転する全ての人ですが、その条例の存在について、広く知られておらず、条例違反となる、損害賠償保険の未加入者が多くいます。
保険会社のアンケート調査によると、加入率は、都道府県でバラツキがあり、30%台~70%台のようです。(実際はもっと低い気がする。調査対象者をどうやって選定したか、気になる。)


私は、日本人は生命保険の掛金が過剰になっている人が多いと思っています。
ただ、その一方で、個人賠償責任に無防備で自転車に乗っている人も多いと思っています。


自転車運転中の事故で、相手が死亡、あるいは、大けがを負った場合、賠償額が非常に高額となります。
自身の人生、あるいは家族の人生を自転車事故で狂わせることがないように、安全運転で、交通ルールとマナーを守って、自転車保険に入って、自転車に乗りましょう。



保険の主契約と特約
保険の掛金として集めたお金は、いざというときに支払う保険金と保険会社の運営経費となります。
そのうち、運営経費は保険の主契約で賄えるように主契約の掛金を設定する、と保険会社の商品設計をしている知人が言っていました。
その彼曰く、
「主契約と特約の関係は、ランチタイムの定食と少額の追加料金でつけることが出来る格安のランチドリンクのようなものだ。その意味は、格安のランチドリンク(特約)そのものは利益がほとんどないけど、ランチの定食を多く売るために格安でドリンクをつける。利益はランチの定食(主契約)から得る。」
とのことです。
飲食店の場合は、売り上げで原材料費、人件費、不動産関連費を賄う必要がありますが、格安ドリンク(特約)では原材料費はカバーすることができても、人件費、不動産関連費をカバーすることができない。
人件費、不動産関連費をカバーして、さらに利益を生み出すのはランチの定食(主契約)だ、ということです。


つまり、特約は、比較的安価であるということになります。
自動車保険に加入している人は、比較的安価に賠償責任保険に加入出来ることがありますので、契約を確認しましょう。


ちなみに私も自動車保険の特約で賠償責任保険に加入しています。

自転車のルールとマナー (安全に楽しく乗ろう!自転車まるわかりブック)
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