アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

他人の金融資産が気になる人へ

世代別(20代、30代、40代、50代、60代)金融資産の平均値のネットニュースを見ることがあります。


多くの場合、若い頃は給与水準が低めであり、また、所得が比較的高めの人でも子供の教育費、住宅ローンの返済がある時期は金融資産は大きくは増えません。
しかし、子供が独立し、住宅ローンを完済して、さらに定年退職時の退職金が年収の数倍に相当するケースもあり、金融資産に余裕があるのは60代という傾向にあります。


この手の統計は、平均値は一部のお金持ちが金額を引き上げているから、中央値で見るべきだ、という意見もあります。
ただ、平均値で見ようが、中央値で見ようが、他人の懐事情を見ても、自分の懐事情が良くなるわけでもなく、見てどうするかというと、次につながることは特に何もありません。
人によって、年収だけでなく、家族構成、持ち家の有無、住宅ローンの有無、親族の介護の有無も変わってくるので、自分の金融資産が平均値、あるいは中央値よりも上か、下かで一喜一憂しても、意味がありません。


何歳まで働くのかは、人それぞれですが、50歳を過ぎたら、あるいは50歳に近づいたら、自分の金融資産を確認し、将来の収入、支出を予想して、自分の金融資産の推移予想を作成して、定期的に点検するのがいいと思います。


何歳まで働くべきか、考える機会は必ず来ます。
それが定年退職とは限らずにアーリーリタイアだったり、役職定年だったり、早期退職者の募集だったり、人によってタイミングやきっかけは異なりますが、そのときには給与所得が無くても生計を維持出来るか、確認する必要があります。


50歳を過ぎたら、他人の懐事情を気にするよりも、自分の将来の懐事情を検証したほうが、よほど役に立ちます。



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