「老後の資金がありません」というのは、私の話ではありません。
天海祐希さんが主演女優の映画の話です。

その映画「老後の資金がありません」ですが、原作があります。
親族の結婚費用、浪費、葬儀、介護、失業により、貯めていた老後の資金がどんどんと減っていく話だそうです。

どこにでも、あるような話であり、ちょっと極端すぎる話であり。

ただ、極端すぎるとは言っても、誰にでもありそうな話が短期間に一気に起こってしまったという意味で極端な話です。

親族の問題は、自分が気を付けて避けられる問題ばかりではないので、大変ですね。

天海祐希さんは、演技力がある女優なのですが、この映画には似合わない、と思いました。
刑事、弁護士、教師のような強い意志がある職業を演じるとその目力や演技力が十分に活きるのですが、庶民の役を演じるとその美貌、スラっとした手足と高身長が、庶民のイメージとかけ離れてしまっています。
はまり役とそうでない役は、演技力だけで決まる訳ではなく、その人の風貌、声質、年齢なども含めて決まる、ということでしょう。

老後の資金がありません (中公文庫)

中央公論新社

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