アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

2022年上半期 資産運用状況と運用方針

半期毎の資産運用状況と運用方針です。


2022年上半期 資産運用状況
・以下の資産で運用。(金額は非開示)
 無リスク資産
  預金、預り金、定期預金、
 リスク資産
  円建債券、日本株式、J-RIET、外国株式、外貨預り金、外貨MMF、外貨債券


・円建債券の一部が償還
 償還金額は、当面の生活費の補充分とキャンペーン中の定期預金に配分しました。


・外貨建債券の一部が償還
 償還金額は、外貨預り金、外貨MMF、外貨債券新規購入に配分しました。


・株式、J-RIETの新規購入、売却ともになし。


・上半期の半年間で資産はほぼ横ばい。正確には0.5%程度の減少ですが、1日の変動幅のほうが大きいことがあるくらいの減少幅です。(実際に前日比で0.5%程度の減少です。)


株価が踊り場で上値の重い展開でしたが、円安による外貨建債券の含み益が増加しました。
ただ、外貨金利が上昇すると債券の価格が下がるので、外貨建債券の含み益の増加幅は抑えられました。
生活費の支出による資産の減少分はインカムゲインと含み益の増加である程度カバーされたことになります。


アーリーリタイア生活では、資産は徐々に減少していくというのが当初の計画でした。
しかし、数年間で多少の浮き沈みがありながらも、ほぼ横ばいの状態にありますので、上出来の結果です。



運用方針
従来から変更なし。


・5年以上の生活資金を価格変動しない円建で保有。
主として円建債券です。これくらい円建資産があれば日々の金融資産の評価増減も一喜一憂することなく、やり過ごせます。


・主に外貨債券(先進国通貨)、外国株式index、日本株式、J-RIETで運用。目標価格になり次第、順次売却。
上げ止まりと判断すれば予定通り売却、まだまだ上がり続けると判断すれば目標価格を再設定します。判断に迷うときは一部だけ売却して、残りを目標価格を再設定して保有しています。


・投資信託はインデックスファンド、ノーロード、信託報酬0.2%以下のみ検討対象。
条件に合わない投資信託は自動的に対象外となります。
ただし、今後、新規に購入するのは、株価が暴落したときに限られます。


・日本株はインカムゲイン、キャピタルゲインともに見込みが少ない銘柄を順次売却。
ここ数年は目標株価になり次第、売却することのほうが増えています。そのため、このルールを適用することが非常に少なくなりました。


・仕組債、新興国通貨、新規個別株式、信用取引、証拠金取引、貴金属、不動産物件、仮想通貨、ソーシャルレンディングは投資しない。
それ以外の商品でも自分が知らない商品、理解出来ない商品、信用できない商品には、投資しない。




*** 以下の基本姿勢、リスク管理と自己責任の考え、過去の失敗と反省、投資対象外の金融商品は、自戒と自制のために書いています。 ***


基本姿勢
「知らないもの・良く分からないものに投資するな。制度・税金はちゃんと調べろ。」


リスク管理と自己責任の考え
・資産運用に関する知識を習得し、許容範囲を設定すること
儲かるときもあれば、損することもあります。許容範囲(どれだけの損失であれば生活を破綻させることなく耐えられるのか)を、しっかりと見極めることが重要です。


・許容範囲内にリスクをコントロールしながら行うこと
含み益が大きくなるとそれに比例するように気分が大きくなり、許容範囲を大きく超えるリスクをとる人たちもいます。


・各個人の責任と判断で行うこと
金融機関の勧誘通りに商品を購入しても、損失が発生した場合に損を被るのは自分自身です。


過去の失敗と反省
・手数料が高いアクティブファンドを購入したこと
 (この頃の私は無知でした。手数料も高い時代でした。)


・銘柄分散と称して、関心の低い会社の株を購入したこと
 (銘柄分散という言葉を覚えたての頃の失敗です。)


・大きな値上がりを期待して良く知らない会社の小型株を購入したこと
 (欲が出て、知らない物に手を出すという初歩的な失敗です。)


・節税に関して、調べもせず、投資を続けていた期間があること
 (単純に勉強不足です。)


・会社勤め時代にiDeCoを行わなかったこと
 (給与所得、事業所得の無い私にはiDeCoは、もう縁が無いでしょう。)



投資対象外の金融商品
仕組債・仕組預金
仕組債の例として株価連動債、仕組預金の例として為替連動預金があります。表面利回りは通常の銀行預金よりも良いのですが、元本を大きく下回るリスクがあります。一方でリターンは表面利回りが上限となっているため、リスクの大きさに対して、リターンが相対的に小さいと言えます。
株価連動債よりも株のほうが、リスクに応じたリターンがあります。
為替連動預金よりも為替のほうが、リスクに応じたリターンがあります。
リスクに対してリターンが小さい仕組債・仕組預金を選択する理由は、見当たりません。


新興国通貨
トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランド等は高金利通貨として知られています。コロナ禍で世界的な低金利となっても高金利を維持しています。これらの通貨が高金利を維持している理由は、多くの投資家が将来は貨幣価値が下落する、と考えているからです。


新規個別株式
今の私は50代であり、今後はリスク資産を取り崩していきます。そのため、個別株式の新規購入は控えています。


信用取引・証拠金取引
どちらもレバレッジと言われていますが、表現を変えると借金で投資をするようなものです。小さな自己資金で大きなリターンを得られるという考えもありますが、借金をして投資をするのはリスクも大きく(=損失も大きい)、私の許容範囲を超えるリスクとなります。


貴金属
新たな価値を生まないものには、投資しないと私は決めています。新たな価値とは、株であれば配当、債券であれば利息を指します。貴金属は配当・利息が無く、私のルールでは投資対象外です。


不動産物件
一つのものがポートフォリオを占有することはしないと私は決めています。不動産物件を取得すれば、私のポートフォリオの大部分は不動産物件となるか、あるいは多額の借金を背負うことになります。どちらも私のルールでは投資対象外です。


仮想通貨
価値の裏付けが無いものには、投資をしないと私は決めています。
また、新たな価値を生まないものには、投資しないと私は決めています。
仮想通貨は私のルールでは投資対象外です。


ソーシャルレンディング
銀行の審査が通らずに銀行から融資が受けられない事業が、高金利で資金を集う仕組みだとみなしています。
そのため、貸し倒れのリスクが高くなります。
ソーシャルレンディング以外にも市場金利から大きく乖離したものには、同様のリスクがあるとみなしていますので、投資対象外です。