アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

ビッグマックとiPhoneが安い国、日本

ビッグマックの販売価格
世界中の国のビッグマックの販売価格を調査して比較すれば、そこからその国の物価、現在の為替レートと実効レートとの差が分析出来る、という意見があります。


しかし、実際には各国のマクドナルド社の販売戦略により、ビッグマックの価格設定がされますので、ビッグマックの価格だけでは正確な分析は出来ない、というのが定説とされています。
それでも、多くの国でほぼ同一品質(実際には各国で多少異なる)のものが販売されているビッグマックの価格を比較すれば、簡易的な分析になるので、今でもよく使われています。


各国のビッグマックの価格を確認してみると、スイスや北欧は物価が高い国として有名ですが、ビッグマックの価格も上位を占めます。
日本は以前はアジアでは最上位でしたが、最近では、シンガポール、タイ、中国、韓国にまで抜かれています。


今の日本はアジアの中でもビッグマックの安い国となっています。



iPhoneの販売価格
今は、iPhoneが世界中の国で販売されています。
iPhoneは、販売されている国は違えど同一品質です。
こちらもアップル社の販売戦略により、価格設定がされるものの、それでも簡易的な分析として使えるという意見があります。
最近の円安により、日本はiPhoneが安い国であることを伝える記事を先日、目にしました。
記事では、原因は円安であり、そのため、円安が継続すれば、次期モデルは円建てだと高額になるはず、と予想していました。
それどころか、次期モデルが販売開始されれば、型落ちとなる旧モデルは今までは値下げされていたが、次回は旧モデルも値上げされるかもしれない、という意見まであります。



今後の日本の物価
ここ数年の日本は、物価が安い国と言われていました。
しかし、これからは、世界的な物価高のなかで輸入品中心に値上がりし、それに引きずられるように国内品も値上がりしていくだろう、と私は見ています。


バブル崩壊から30年ほどで、物価が非常に高い国から物価が安い国へとなり、さらに今後は世界的な物価高に引きずられる国になる、というのは、日本人としては寂しくも感じる部分もあります。



この記事は6月にドラフトを書いたのですが、iPhoneは7月1日に既に値上げされました。
そのため、iPhone値上げ前の記事になりますが、そのまま、掲載することにしました。
私の場合、気が向いたときにブログを書き溜めしていますので、まれにですが、こんなことがあります。