アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

FIREは目指すものか、結果として成るものか

ブログ村のセミリタイア生活にランキングされているブログを読むことがあります。
感じるのは、FIREを目指している人、さらにはそこから達成した人が多いことです。
FIREをテーマにブログを書く人は目指す人、あるいは目指して達成した人が多いということでしょう。


私はそれとは別のタイプです。
私はFIREを目指したわけではなく、結果としてリタイア出来るだけの資産があったので、同世代の人より早くリタイアしました。


ですから、FIREは目指して達成した人と結果として資産があったのでリタイアした人の2つのタイプに分類出来ます。


私からするとFIREを目指している若い人というのは、新鮮でもありました。
私は若い頃には(20代、30代の頃には)自分がリタイアした後の生活ということを考えたことがありませんでしたし、何歳でリタイアするということも考えたことはありませんでした。
でも、人の考えというのは変わっていくものです。
若い頃には稼ぐことに関心が高くても、生活に余力が出てくると年収に強いこだわりがなくなり、仕事も経験を積むにしたがって新鮮味が無くなり、仕事への熱量も低下してきて、リタイア後の資金を計算したら、十分やっていけそうであり、これ以上稼いでどうする?と自問自答したら、答えが出なかったので、アーリーリタイアをすることにしました。
さらっと書きましたが、28年の会社員生活の経過です。


FIREを目指している人からすると、結果としてアーリーリタイアした私のようなタイプは逆に新鮮に映るかもしれません。
しかし、50歳前後の人には、実は多いのではないでしょうか。
早期退職制度が発表されて、それを機会にリタイアとか
地方へ転勤することになり、それを機会にリタイアとか
さらには50代の後半になると役職定年を迎えて、それを機会にリタイアとか。


リタイアするというのは、後戻りが出来ない決断なので、非常に重要な決断なのですが、そのタイミングがいつ自分にやってくるのか、というのは若い頃には見えないものなんです。