５０年の住宅ローンの話です。

住宅ローンといえば、最長返済期間は35年というのがかつての常識だった。

だがこのところ「50年返済」が可能なローンが増えている。

マンションなどの価格が高くなり過ぎ、35年返済では毎月返済の負担が重くなって簡単に買えなくなったためだ。

返済期間を長くして、月々の負担を軽減して住宅の購買を促進し、住宅ローンを利用してもらおうという狙いがあるわけだが┄┄。

大卒の人が65歳まで働いたとして、働く期間が40年余り。
その期間よりも長いローンを組まないと生活に余裕がないということは、背伸びし過ぎでしょう。
しかも、50年ローンになると金利も上乗せされるので、支払利息の額はさらに多くなるとのことです。
記事では固定金利にした場合の総支払額が試算されていましたが、低金利の時代の今でも借入額の倍以上の総支払額となっていました。

従来の35年ローンでも、実際には多くの人は途中で繰り上げ弁済するので、統計上の平均は16年ほどで完済しています。（住宅金融支援機構の「2020年度 住宅ローン貸出動向調査」による）
大部分の人は身の丈にあった住宅ローンの金額に抑えていると言えるでしょう。

私も住宅ローンを組みましたが、借入額が小さいこともあって、数年で繰り上げ返済しました。
やっぱり、借金はないほうが精神的には気楽に過ごせます。