漫画登場人物の年齢(サザエさんのお父さん・島耕作ほか)
「サザエさん」
サザエさんのお父さん(波平さん)の年齢はご存じですか?
設定年齢は54歳です。
サザエさんが連載開始当時は55歳定年制が主流だったため、それ以下の年齢であるべき、ということらしいです。
私が小学生の頃から日曜日の夕方に「サザエさん」が放映されていましたが、波平さんと同世代になってしまったというのは、月日の流れを感じます。
65歳定年制が主流の今の時代背景を考慮すると、定年間際の波平さんは60代と言われたほうがその風貌も含めて、しっくりときます。
「課長 島耕作」
「課長 島耕作」ですが、私が学生の頃は、タイトル通り、役職が課長でした。
社会人になってからは全く読んでいなかったのですが、島耕作は出世を続けて、タイトルも
部長(44歳)、取締役(54歳)、常務(57歳)、専務(59歳)、社長(60歳)、会長(65歳)、相談役(72歳)と変遷していきました。()内は昇進時の年齢。
大手電機メーカーにお勤めですので、おそらく「億超えサラリーマン」の仲間入りをしたでしょう。
島耕作は相談役として70歳を過ぎても在職でしたが、今後は、一般の社員の定年制が70歳になると、給与水準が高い取締役クラスまで出世した人のほうがリタイア資金の不安が無いため、リタイアが早いケースも珍しくなくなるかもしれません。
取締役は定年が無く、65歳以降でも在職の人が多い今までの感覚からするとリタイア時期の逆転現象です。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両津勘吉さんは、当初設定では35歳
です。
今では、私のほうが随分と年上になっています。
今の私から見ると、両さんは意外と若いですね。
「天才バカボン」
「天才バカボン」のパパさんは、41歳。
あのバカボンのパパは、41歳と言えば働き盛りですが、どうやって一家の生計を立てていたのか、どうでもいいことが気になってしまい、調べてみました。
「パパであることがパパの仕事です。パパは、収入など野暮なことは気にしていません。」
というのが公式見解でした。
バカボンのパパに常識や一般的な生活を当てはめて考えるほうが、野暮でした。
「ゴルゴ13」
「ゴルゴ13」デューク東郷は、当初設定は作者(当時31歳)の1歳年上としたため、32歳。
そのため、現在は85歳となる計算ですが、作者ご本人がもう年齢は無視して描いているということなので、年齢不詳です。
実世界と共に漫画の中の時代背景は時を重ねてもデューク東郷は永遠に年を取らないようです。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」とか、「ゴルゴ13」とか、ときどき読みたくなります。
どちらも200巻超えですが、また読んでみたいです。
昔から、散髪屋さんとか、定食屋さん、喫茶店にありました。
どこから読んでも一話完結なので、待ち時間に読むのにちょうどいい時間で区切ることが出来るのが、これらの漫画が街中の個人経営のお店によく置かれていた理由の一つだと思います。
今回は、波平さんの年齢と定年制との関係について、書いてみようと思って、書き始めたのですが、懐かしさが先行してしまい、私と同世代の人なら誰でも知っている漫画の主人公の年齢を調べて、感想を書いて終わりとなってしまいました。
ときどき、当初の意図とは違う展開になってしまう記事があるのですが、今回がその一つです。
懐かしくなった人のために公式サイト(あるいはそれに準じるサイト)へのリンクを添付します。
個人的な好みがあると思いますが、バカボンのFAQよくある質問のコーナーが多くの疑問が解消されて、また、秀逸な回答も多くあります。
今考えると、ナンセンス漫画という意味不明な分野を開拓した赤塚不二夫(敬称略)は、天才だったと思う。何かを超越している感がある。
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 集英社
- Digital Ebook Purchas
- 電子版 天才バカボン(1) (少年サンデーコミックス)
- 小学館
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- 課長 島耕作(1) (モーニングコミックス)
- 講談社
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