アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

昔 イルカと泳いだ話

昔、イルカと泳いだことがあります。


20代の頃、スキューバダイビングをするために三宅島まで行きました。
三宅島の近くに御蔵島という島があり、その沿岸部周辺には野生のバンドウイルカの群れが生息しています。
そのバンドウイルカの群れと泳ぐツアーというのがあり、参加してみました。
シュノーケリングの道具をもって船に乗り、御蔵島周辺を船が走っていると、イルカのほうから船に寄ってきました。
イルカは、船が走るときに出る波や泡で遊ぶように船と並走してきます。
船上から、イルカが遊ぶように並走している様子が確認出来ましたが、イルカのほうから寄って来るとは予想外でした。


船の近くまでイルカの群れが近づいたところで、船が止まり、ガイドの指示に従って、ツアー参加者は、海に飛び込み、イルカの周りをシュノーケリングで泳いで楽しみました。
群れの中には、子連れの親子イルカもいました。
水中にイルカがいるとテンションが上がり、イルカに近づこうとして潜ったりしました。
ただ、水中でのイルカのスピードと人が泳ぐスピードは全く違いますので、イルカが動くと人は置いていかれます。
船が止まるとイルカも船の周辺を囲むように泳ぐのですが、しばらくすると、イルカの群れが移動を始め、船から離れます。
イルカの群れが船から離れるとガイドが再び乗船するように指示を出し、皆が乗船したことを確認した後に船が走り始めます。
そうすると、不思議なことにイルカが、また、走っている船に近づいてきて、船から出る波や泡で遊ぶように並走してきます。
そこで、また、船が止まって、海に飛び込み、イルカの周辺を泳ぎ、潜り、イルカが去ると乗船する、を繰り返しました。
たぶん、3,4サイクルほど。
20代でも結構、体力を使い、疲れた印象があります。


ダイビングのボンベを背負えば、もっと楽に水中で長い時間泳げるのに、と当時は思いました。
ただ、今、考えてみれば、ボンベを背負うとイルカを追って遠くまで行ってしまう人が出て遭難する可能性があるので、安全管理上の配慮をしてのことだろう、と思います。
海から乗船の度に全員戻ってきたか、船上でガイドが確認していた記憶があります。



野生のイルカなので、必ず、遭遇するとは限らないはずなのですが、かなりの確率でイルカと遭遇して、イルカと泳ぐことが出来るようです。


今でも、ツアーがあるのか、調べて見ましたら、緊急事態宣言中は休業ですが、宣言解除次第、ツアーを再開するようです。


おそらく、野生のイルカと泳ぐことが出来るのは、日本では、御蔵島周辺だけです。


興味がある方はどうですか。
体力を結構消費するので、どちらかと言うと若い人、体力に自信がある人向きです。

東京イルカ いるいる写真集: ベテランガイド目線の新感覚写真集
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