アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア資金と不確定要素

リタイア後の資金収支について、計画通りにいくとは限りません。
そのため、定期的に計画の見直しを行うと共に、支出の軌道修正を行い、より精度を高めていく必要があります。


しかし、いかに精度の高い計画であっても、不確定要素は存在します。
その中でも発生の確率が高く、しかも金額的にインパクトが非常に大きいのは、長寿(配偶者の長寿を含む)と介護(配偶者、両親の介護を含む)です。
生活環境と生活習慣(住宅、家具・家電、趣味、旅行、食生活、日用品など)は、自分自身で支出をある程度はコントロール出来ます。
寿命と介護は、自分自身でコントロール出来ないだけではなく、多額な費用が必要になることもあります。


<寿命>
仮に年間300万円で生活しているとします。
10年長生きすると追加で3000万円必要になります。
20年長生きすると追加で6000万円必要になります。


男性の平均寿命が80歳程度ですから、20年長生きして100歳というのは、あり得る話です。
寿命に関しては、終身年金である公的年金が有力な対策です。


<介護>
出来れば、介護のお世話になりたくないものですが、自身でコントロール出来ません。
残念ながら、介護に関しては、介護保険も含めて、私もまだまだ十分な知識ではありません。
介護保険を使うのかな、とか、その給付限度額で十分な介護を受けられるのかな、とか、漠然とした疑問もあるのですが、介護認定や必要な介護サービスで大きく異なるものなので、実際に必要になってからでないと、費用も計算出来ません。



私の対策
長寿や介護に対する私の対策ですが、公的年金以外にもあります。
1つはリタイア資金にある程度の余裕を見ています。
それである程度の対応は出来ます。


次ぎの手段は自動車の売却を含む生活費の見直しです。
健康に問題無くても70歳を超えれば、自動車を手放すことを考えようと思っていますが、資金が必要になれば前倒しで手放すことになります。
生活費も見直すことなく、過ごせるつもりですが、資金が足りなくなれば、節約も必要になります。


最終手段は、自宅を売却します。そして介護施設に入居。
この範囲でカバーできると思っていますけど、実際のところは何歳まで生きるのか、介護が必要になるのか、も含めてどうなるかわかりません。


リタイア資金に余裕を見て、残ったら悔しくないか?と言う人もいると思います。
私は、悔しくありません。足らなくて、経済的に困窮するほうを避けたいと考えています。


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