アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

リタイア後の住まいの優先順位

私は会社員時代と同じ住居に住んでいます。
理由は、今の住居が気に入っているので、住み替え、移住をしようという意欲が湧かないためです。
しかし、一方で、リタイアすると住み替え、あるいは、移住をする人もいますが、それはリタイア前後で住まいの優先順位が変わるからだろう、と思っています。


<通勤の必要がなくなる>
最も大きな要因は、通勤の必要がなくなることでしょう。
会社員時代は勤務地への通勤を優先して、大都市圏の沿線の駅の徒歩圏に住む人も多くいます。
しかし、通勤への利便性を求めるほど、分譲価格も家賃も高くなり、また、繁華街に近ければ騒々しくなります。
リタイア後は通勤の利便性よりも日常生活の利便性が重要になります。


<日常の生活習慣が変わる>
リタイアすると仕事に割り当てていた時間が空きますので、生活習慣が変わります。
趣味、家事などプライベートな時間が中心となり、日常を過ごすことになります。


<居心地、住み心地が重要になる>
会社員時代は、朝出勤、夜帰宅ですので、就寝時間を除くと平日に自宅に滞在する時間はそれほど長くありません。
しかし、リタイアすると自宅での滞在時間が長くなり、居心地、住み心地が重要になります。



リタイアすると、仕事中心の生活からプライベートな時間が中心の生活へ、自宅では就寝が中心の生活から自宅での滞在時間が長い生活へ転換します。
そうすると住まいの優先順位も入れ替わるので、住み替え、移住をする人の気持ちも理解出来ます。


おそらく、多くの人がリタイア生活で重視しているのは、
・日常生活での利便性
・自宅の居心地、住み心地
でしょうね。(予算は優先順位というよりも前提事項なので省略しています。)


ちなみにうちですが、以下のような感じです。
・日常生活での利便性
商業施設、行政機関、銀行、病院などが多少歩くがほぼ徒歩圏(自転車で行くこともあり)
駅までは多少歩くがバスもあり(強い雨の日はバス)
海、山、観光地などに行きたいときは好きなときに自動車で移動
首都圏なので、冬季の積雪がほとんどない


・自宅の居心地、住み心地
見晴らしがよく、空が大きく見える
カーテンを全開しても周囲からの視線が気になることはない立地
午前中は日当たりがいい(猫が日向ぼっこしている)
マンションなので、近隣の生活音があるが許容範囲内
住居内は整理・整頓されていて、モノが散乱していない


仮に今よりもさらに利便性を上げるために駅周辺に、あるいは都心部に引っ越すと、居心地・住み心地で犠牲にするものも多くなります。
また、逆に自然環境を求めて、郊外・地方に引っ越すと日常生活での利便性が犠牲になります。
だから、私の場合は、今の住居が優先順位の高い2点とも十分に満たしてバランスがとれていることになります。
高齢で介護生活にでもならない限り、引っ越すことはないかな。