アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

住宅ローンは完済まで平均15.7年

先日、住宅ローンに関する記事で新規借入の約定の期間の平均と借入から完済までの期間の平均を見つけました。


2018年の住宅金融支援機構の調査によると、
 新規借入の約定の期間 :平均 26.7年 (2018年に完済した人の平均)
 借入から完済までの期間:平均 15.7年 (2018年に新規借入した人の平均)
となっています。


平均15.7年で完済とは、繰り上げ返済している人がかなり多い、ということが推測出来ます。


住宅ローン減税で10年間(現在は最大13年間)の減税措置のため、期間中は利払い額よりも節税額のほうが大きいケースもありましたので、その間は繰り上げ返済しないほうがお得ということになります。


また、普通の会社員が組むローンの中で最も金利が安い住宅ローンでもあります。
教育ローン、自動車ローン、カードローンなどその他のローンを組むくらいなら、住宅ローンは繰り上げ返済せずに、その資金で教育、自動車、その他の使途に回したほうが金利負担が低くなります。


そのため、
・住宅ローン減税で恩恵を受けられる期間は最大限恩恵を受ける
・減税期間終了後は、他のローンは組まないでやりくりする、まとまった資金の使途がないのであれば、速やかに繰り上げ返済する
というのが、もっとも資金の効率が良いということになるはずです。


ただ、今後は
・資材が値上がりし、不動産の物件価格が上昇して、住宅ローンの返済負担が大きくなる
・何れは金利は上昇するので、利息の支払い額より節税額が大きくなることはなくなる
と私は予想しています。


普通の会社員は共働き世帯じゃないと、家は買えない、という時代が来るかも。
いや、もう来ているのかも。


賃貸派、持ち家派、どちらがいいか、という終わりなき論争(個人の価値観やライフスタイルに依存するので一般論で結論が出るわけがない)がありますが、持ち家であれば、リタイアして、給与所得がなくなっても住む場所はある、という安心感は大きいと今は感じています。
私も住宅ローンを組みましたが、今の住居を購入しておいて良かった、と思っています。