アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

アーリーリタイアと音に興味津々の猫

アーリーリタイア生活で在宅時間が長くなり、必然的に猫と過ごす時間も長くなります。
猫を見ていると、興味を示す音があることに気が付きます。
一つは、紙やレジ袋から出るシャカシャカとした音。獲物となる小動物、小鳥が茂みで動く音に似ているため、でしょうか。


もう一つは、水の流れる音です。バスルームでシャワーを浴びる音、トイレで水を流す音、キッチンで洗い物をするために水を流す音など。
そのため、バスルームでシャワーを浴びているとすりガラスの向こうに猫の姿が見えます。
トイレの水を流して、トイレを出ると、入れ替わりに猫が入っていきます。そして、水の流れる音がどこからするのか、確認しています。
キッチンで洗い物を始めると、急に猫が寄ってきて、水が流れる状況を近くでじっと見つめています。
歯を磨いていると、うがいする前に洗面台に猫が先回りして、蛇口をひねって水を出すのを待ち構えていることがあります。
飲み水の確保が生きていくためには必要だから、でしょうか。


シャカシャカとした音や水の流れる音に興味津々の猫を見ていると、DNAに先祖代々の記憶が埋め込まれて、記憶が遺伝しているようにも思えます。
人間は、生後に学習した記憶をもとに生活をしていますので、記憶が遺伝する、と言われても信じがたい人も多いと思うのですが、音に反応する猫を見ていると私にはそのように思えます。


適者生存で偶発的に興味を持った猫とその子孫が生存競争に有利なため生き残ったという考えもありますが、全く異なる複数の音への反応ですので、あまりにも偶発的でです。
生存に関わる重要な記憶は遺伝するとみたほうが、私にはしっくりきます。


記憶が遺伝することを研究している学者もいるそうです。私が生前の間には、全貌が解明されることはないかもしれませんが、興味深い研究テーマです。


動物の行動学については、まだまだ、未知の領域が多く、そのため、どの説が有力か、ということも、エビデンスの有無ではなく、行動学の学者間の納得感で主流となる説が決まっているように感じます。


なぜ、猫がシャカシャカとした音や水の流れる音に興味津々となるのか、それは、DNAに先祖代々の記憶が埋め込まれているのでは、と個人的には思っているのですが、今後の研究成果を楽しみに待ちたいです。


もし、DNAに先祖代々の記憶が埋め込まれていることが証明されたら、猫だけでなく、多くの生物の行動の解明につながる可能性があります。
これは、動物行動学のコペルニクス的な転回(天動説から地動説への転回)だと、私は勝手に思っています。



なぜか、ねじれた状態で熟睡中