アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

なぜ、好奇心は年齢とともに衰えるのか?

なぜ、好奇心は年齢とともに衰えるのか?個人的な意見について書きます。
科学的な根拠はありません。


成長期に好奇心が旺盛なのは、人間に限らず、哺乳類全般に共通する特徴でしょう。
うちに猫がいますので、猫を例にとります。
猫も赤ちゃん猫、子猫の時代は、好奇心旺盛であり、何にでも興味を示します。
これは、多くのことを経験して、多くのことを学習したほうが、生き残っていくのに有利だからです。
・獲物になる小動物はどこにいるのか?どうすれば捕獲出来るのか?
・命を脅かすような危険なものは何か?近づかないようにするにはどうすれば良いか?
そういったことを学んでいかないと親猫から離れて一匹で生きていけません。
そのため、幼いときは、親猫、兄弟猫のマネをして、いろんなことを学習していきます。
ある程度、生きる術を学習した頃には、親猫から離れて、今度は、今までに学習したことを活かして生活することになります。


人間も哺乳類の一種として、幼少期から青年期にかけて、多くのことを学習して、1人で生活していく術を習得していきます。
人間社会は複雑なので、学習期間が他の哺乳類の動物よりも長期間必要になります。
しかし、年齢を重ねるに従って、新たに学習することは減っていき、代わりに今までの知識を活かして生きていきます。
脳の仕組みもこの変化に対応しています。
学習期には新しいことをどんどんと吸収することに優れており、大人になると今までの知識を活かして物事を整理したり、判断したりすることが得意になってきます。


好奇心は物事を学習するためのトリガーでもあり、哺乳類の本能に埋め込まれたものです。
そのため、学習期には好奇心が旺盛で、多くのことに興味を持ったほうが多くのことを学習するために有利となります。
大人になると今までの知識を活かすという別の能力が活用されることが増えるので、好奇心は収まっていき、新しいことに対する記憶力も落ちていきます。


猫も人間も学習期を過ぎてからは、年相応に好奇心が衰えていくもの、と考えるようになりました。
繰り返しますが、科学的な根拠はありません。