アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

医療保険は必要か?

私は以前は生命保険の特約として医療保険に加入していましたが、私には不要だろうという判断で生命保険、特約の医療保険ともに解約しました。


先日の手術入院は、解約後の初めての手術入院となりました。
(通院は以前からあります。)
結論としては、やっぱり、私には医療保険は無くて良い、というのが感想です。
医療保険に入っていたら、入院給付金、手術給付金が貰えたのでしょうが、それに見合う掛け金も十分に支払うことになります。
そもそも、保険は掛け金をプールして、保険会社の取り分を差っ引いて給付する仕組みなので、統計上は
掛け金 > 保険金給付額
となります。


日本の社会保障制度は良く出来ていて、窓口負担3割だけでなく、高額療養費制度があり、所得に応じた上限を負担すれば良いということになっています。
これで、さらに掛け金を支払って民間の医療保険に入ろうとは、なりません。


現役世代だと所得が高いから高額療養費の上限も高くなる、だから、医療保険は必要だ、という主張を聞くことはありますが、会社員と自営業で状況が異なります。
会社員であれば、
・有給休暇を入院に当てることが出来る
・傷病手当金があるので、長期入院になっても組合健康保険から給付がある
ですので、当分の間は収入が途絶えません。
しかも、傷病手当金は最長1年6か月であり、多くの医療保険の上限日数よりも長くなります。


自営業となると話は変わり、
・有給休暇という概念がない
・国民健康保険には、傷病手当金はない
・自分が働かない間は、収入は途絶えるケースが多い
となります。
そのため、自営業の場合は、収入が途絶えても生活に支障がない、あるいは、(大家さんのように)入院しても収入は途絶えないのであれば不要でしょうし、そうでなければなんらかの手当が必要となります。


簡単にまとめると
民間の医療保険は 掛け金 > 保険金給付額 なので、自分の資産や社会保険制度でやりくり出来るなら不要
となります。


医療保険への加入を考えている人は、結論を出す前に社会保険制度をしっかりと勉強したほうが良いでしょう。
それ以降は、各自の判断です。