アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

移住・引っ越しとは無縁の生活

会社員時代の居住地は勤務地への通勤手段、通勤時間に大きく左右されます。
当然、私もそうで、1時間以内の通勤時間、若い頃は少しでも通勤時間が短い駅近の物件が好みでした。
しかし、物件の好みも年齢を重ねると変わってきます。
今は騒がしい駅近よりも落ち着いた住宅地のほうが好みです。
さらに生活スタイルも変わり、通勤が無いアーリーリタイア生活になると物件に求める優先順位から通勤という項目が消滅します。
そのため、リタイアを機会に移住・引っ越しする人もいます。


私はアーリーリタイア生活の今も会社員時代と同じ住居に住んでいますが、移住したい、引っ越ししたい、と思ったことはありません。


その理由を挙げてみました。


今の住居が気に入っていること
やはり、これが最大の理由でしょうか。
首都圏なので、利便性が高く、日々の買い物、通院に便利で、娯楽施設も多くあります。
冬は積雪もほとんどなく、真夏はさすがに暑いのですが日中は自動車以外では外出しないようにしています。
ベランダからは空が大きく見えて開放感があり、近所の視線が気にならない立地です。
駅からは少し距離があるのですが、毎日駅を利用している訳ではないので、気になりません。


自転車・自動車で移動すること
信号の多い市街地でも自転車で1時間で20キロほど移動出来ます。
自動車があれば、さらに郊外まで足を延ばすことが出来ますので、行動半径がより大きく広がります。
そのため、私の生活圏は、都心部から郊外までかなり広いです。


引っ越しが多かったこと
父親の転勤の都合で、子供の頃から引っ越しが多くありました。
また、社会人となり、独立した後も、引っ越しを多く経験しました。
今、住んでいるところは、その多くの立地に住んだ経験を踏まえた上で、選んだ場所なので、都心部・山手線内に住む憧れもなく、また、地方の自然豊かな土地に住む憧れもありません。


旅行・出張で多くの場所を訪れたこと
それぞれの土地に魅力的な点はありますが、一方で難点もあります。
特に有名な観光地はベストシーズンは本当にいい所だと思いますが、人混み・渋滞があり、避暑地は冬は厳しく、南国は台風が多く、山間部は生活の利便性に難があります。
住みたい場所と旅行で訪れたい場所は別なんだと思っています。


趣味がお手軽なこと
サイクリング、ウォーキングが趣味ですが、都市部でも郊外でもどこでも出来ます。
首都圏は、整備された大きな公園が多く、川沿いのサイクリングロード・遊歩道も整備されており、サイクリング、ウォーキングにはいい場所も多いです。
ルアーフィッシングは自動車で1時間のところに管理釣り場があるので、そこまで足を延ばしています。



ですので、私が移住・引っ越しすることは当面はありません。
出来れば、心身が健康な間は、今の住居に住んでいたいです。



こんな私でもテレビでポツンと一軒家とか、移住生活を取り扱う番組を見るのは好きです。
それは、移住・引っ越しに憧れがある訳ではなく、ポツンと一軒家の不便さを受け入れながらも前向きに生活している人の姿勢、あるいは、移住生活で新しい生活を組み立てようとする姿勢に魅かれたり、刺激されたりするからです。


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