人に懐く猫
「猫は家につく」(人には懐かない)という言葉もありますが、そんなことはありません。
個体差はかなりありますが、多くの飼い猫は人に懐きます。
猫には、社会化期という時期があり、その間に他の猫との関係、人間との関係を学ぶと言われています。
また、性別、毛色も先天的な性格に影響を及ぼすという説もあります。
例えば、雄は行動的で好奇心が旺盛だから人懐っこい、雌は警戒心が強いから人に懐くのに時間がかかるという人もいます。
うちの猫は、子猫のときから一緒に暮らしていますが、子猫の頃から、人懐っこい猫でした。
今でも、人のそばに居るのが好きです。
朝は、私が寝室からリビングに移動すると、少し遅れて猫もリビングに移動します。
特に一緒に何かする訳でもなく、お互いにリビングのお気に入りの場所で、のんびりと過ごしています。
日中は、付かず、離れずの距離ですが、猫が甘えてきたり、猫が遊ぼうと誘ってきたりしたときは、時間を共有します。
夜は、私がリビングから寝室に移動すると、やはり、少し遅れて猫も寝室に移動します。
そして、私はベッドで、猫は自分の寝床で眠りにつきます。
うちの猫は人懐っこい猫ですが、その付かず、離れずの距離感が私にも心地良く、絶妙です。
人と人に相性があるように、人と猫にも相性がある、と思っています。
ただ、ときどき、猫も一匹の時間を持ちたいようで、そのときは、日中にこっそりと寝室に移動して、私のベッドでお昼寝しています。
なぜか、枕の使い方も知っています。
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