アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

老後の住居費の調査を見て

総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)」という資料があります。
この資料には世代別の収支の内訳が記載されており、この資料をもとにしたネット記事を多く見ます。


この内訳をみて、毎回、驚くのは住居費の安さです。
2018年の統計だと
高齢者夫婦2人世帯で住居費が13,625円
高齢一人暮らし世帯で住居費が18,268円
となっています。


2人世帯よりも単身世帯のほうが住居費が高いのは、おそらく2人世帯のほうが持ち家率が高いからでしょう。


ただ私が驚くのは、住居費の逆転(単身世帯のほうが住居費が高い)ではなく、その安さです。
私、マンション暮らしですが、マンションの管理費、修繕積立金は、それなりの毎月の支払になります。
逆に言うと、それなりの金額でないと、管理、維持がおろそかになっていくということです。


戸建てであれば、管理費、修繕積立金は要らないという人もいますが、それでも長年住んでいれば外壁や屋根の経年劣化が起こり、放置しておけば傷んで雨漏りなどの原因となるので、定期的な修繕が望ましいとされています。


また、マンションであれ、戸建てであれ、長年住んでいるのであれば、お風呂、トイレ、キッチンの水回りを中心にリフォームをすることは十分にあり得ます。


賃貸ではもちろんのこと、たとえ持ち家であっても、そう言った維持費も考慮すれば、住居費が1万円台でおさまらない人も多いはずです。


こういうのを見ると、「よそはよそ、うちはうち」で、住居費に限らず、生活費の支出は、自分で見積らないとわからないものだ、とあらためて思います。


他人の生活費の平均値からは、自分の生活費は分かりませんので、自分で計算しましょう。