猫はかわいいと思う人は多くいます。
なぜ、猫がかわいいのか、研究した学者が何人もいます。
かわいいというのは主観的な判断であり、個人差が大きいものですが、それでも、中には、なるほど、と思わせる学説もあります。

＜外見＞
人や哺乳類の赤ちゃんの外見の特徴を表す言葉として、ベビースキーマという言葉があります。
「体の大きさに比べて頭の割合が大きい」「丸くて大きな目が顔の中央近くにある」「丸みのある体形」などの特徴を指します。
このベビースキーマは、かわいい、守ってあげたいという感情を湧き起こす、と言われています。
猫は大人になっても、ベビースキーマの要素が残っていますので、見ただけでかわいい、と感じるということです。

＜しぐさ＞
猫のしぐさには、かわいい、と感じさせるしぐさが多くあります。
・何かを考えるように首をかしげる
・人の顔をみつめる
・人の近くでくつろぐ
・なでると気持ち良さそうに目を細める

かわいさをアピールして、人の警戒心を解かせています。
今風に言うと、恋愛心理学のあざとかわいさを感じさせるしぐさでもあり、猫は自分のかわいいポーズを知っている、と言い出す人までいます。
そんなはずはない、という人もいるでしょうが、猫は飼い主の反応を学習していると言われるとそんな気がしてきます。

＜その他＞
一度でも、猫は、かわいいと思うと「あばたもえくぼ」効果で、猫の全てがかわいと感じるようになってきます。
・肉球
・ゴロゴロという鳴き声
・ふわふわの全身の毛
・玄関までのお出迎え
・エサをねだるしぐさ
・遊びに誘うしぐさ
・安心して寝ている寝顔
・意外と人に懐く

つまり、まとめると猫は全てがかわいい、ということになります。
いや、そう感じるようになってしまいます。

人と暮らす猫にとって、かわいさは最強の武器です。