アーリーリタイア徒然草

50歳でアーリーリタイアしました。アーリーリタイアについて心に思うことを書き連ねていきます。

森永卓郎、東京での生活を手放すことを勧める

先日、所沢を拠点にしている森永卓郎(敬称略)が、「お財布と心にいちばんいいのは“東京”を手放すことでしょう」と東京での生活を手放すことを勧めていました。


「都心は坪単価500万円ですが、ここは50万円。肌感覚の家賃は都心の3分の1で、物価は3割ほど安い。私は畑で野菜を作って太陽光パネルで電気を自給するので生活費がかからず、ハイブランドがひしめくファッションビルも三ツ星レストランもないから自動的に支出がドカンと下がる。代わりに豊かな自然や動物との触れ合いがタダで楽しめます」(森永さん・以下同)


 自然豊かな地でトマトを作っているとタヌキやカブトムシがひょっこり現れ、周囲には美しい花が咲き乱れる。


「生活コストが高いとそれを補うため嫌な仕事もがまんするけど、ここに住んでいる限り、まったく必要ない。一緒に畑をしている人たちも『本当に自由で楽しい』と口を揃えます。私の妻は『つまらない町だけど、安全で平和だよね』が口癖ですが……(笑い)」


 厄介な人間関係がなく、生活やレジャーにお金もかからず、心豊かに過ごせる。所沢での生活を愛する森永さんは、「都会での生活を手放せさえすれば、地方では何も手放す必要がない」と語る。


「家が狭い都会は生活空間を確保するために大がかりな片づけが必要だけど、地方は何も捨てなくても生活スペースが確保できる。いまはリモートが盛んだし、都会で細かいことを切り詰めたり手放したりするよりも、住む場所を変えれば多くの問題が解決するんじゃないかな」


「東京での生活を手放す」という提案は一理ありますが、東京にローン無しの自宅を持っていて満員の通勤電車を乗らない人(すでにリタイア、自宅周辺で自営業など)には、あまり響かないでしょう。


所沢駅は池袋駅まで西武池袋線急行で22分、駅前には商業施設も多くあり、東京のベッドタウンのようなところです。
だから、「東京での生活を手放す」というのには近すぎる場所です。


一方で、東京(あるいは大都市)のベッドタウンが人口が多く、商業施設も充実しているので、満員の通勤電車を乗らない人には住みやすい街だというところには納得します。
人が多いところに施設も集まるので、人が過密になる場所と時間を避ければ、住みやすい場所です。
私の住んでいる場所もそんなところです。


また、記事中に「厄介な人間関係がなく」とありますが、都会のほうが人数が多いが人間関係が希薄であり、厄介な濃すぎる人間関係があるのは田舎でしょう。